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2018-02-20
高校生のための地域企業プロモーションビデオ制作発表会レポート

集合写真

2018年1月27日に津山圏域雇用労働センター大ホールで行われた『地域企業プロモーションビデオ制作発表会』の様子をレポートします。

本イベントは、高校生が津山の企業を取材し、作成したプロモーションビデオを企業の方々や一般の方々に向けて発表するというもの。昨年度に引き続き2度目の開催となります。
イベントの目的は、高校生に「『津山にも働きがいのある魅力的な企業がたくさんある』と気づいてもらうこと」そして「津山で生まれ育ったことに誇りを持ち、高校卒業後に津山を離れたとしても、また津山に帰ってきたいと思ってもらうこと」です。これは、わたしたち主催者とご協力いただいた岡山県立津山東高等学校の先生方との共通の想いです。

津山東高等学校 桑元校長あいさつ
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「皆さん、こんにちは。津山東高校校長の桑元です。昨年から始まったこのイベントですが、来年も再来年も是非この取り組みを続けていって、地域とつながった津山東高校を作っていきたいと思っています。去年、私も作品づくりに参加させてもらいましたが、作品を作るのがどれだけ大変か、身をもって体験しました。1つの作品を作るのに写真を2000枚くらい見て、その中から6枚、7枚を選別するという、脳みそをぞうきんのように絞る体験をしまして、視力が0.3ほど下がりました(笑)これを高校生の皆さんがやったということに、本当に感動しました。今年はどんな作品が作られたのか、楽しみにしています。高校生が手がけた作品を、ぜひ温かい目で見てやってください。それでは、よろしくお願いします。」

津山東高等学校 久常先生より本発表会の趣旨説明
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「津山東高校の久常です。私からは『なぜ高校生がこのような取り組みに参加しているのか』ということについて、ご説明させていただきます。津山市から「高校生に企業のPR動画を作ってもらいたい」という依頼を受けたときから、私の中にあるのは”高校生をもっと地域に出して、本気で働く大人に会わせたい、がんばっている大人の姿を見せたい”、という想いです。その中で視野を広げ、自分の生き方を考えてもらいたいと思っています。もう一つあるのは、高校生が持っている可能性を、地域の大人たちに知ってもらいたいという想いです。高校生が企業取材・動画制作を通じて、自身の価値を上げ、地域の大人たちに認められるようになってもらいたい。そんな想いを持って、この講座に取り組んでいます。今年で2年目ですが、3年目、4年目も期待しながら高校生の作品を見ていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。」

講師の紹介と事業説明
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榎田竜路氏(合同会社アースボイスプロジェクト代表)
アースボイスプロジェクトの代表を務める傍ら、平成22年度経済産業省「キーパーソン研究会」委員、内閣府「地域活性伝導師」「公益社団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会「経済テクノロジー」専門委員会」等、政府の地域活性化分野のアドバイザーとして全国に幅広いネットワークを持つ。近年では高校生の育成にも注力しており、鹿児島県立高校、奈良県立高校など、全国の高校生を指導している。

榎田氏あいさつ抜粋
「津山のような、元気な中小企業がたくさんある地域の中核となる都市は日本に数多くありますが、どこの地域も高校生がどんどん外に出ていっています。大人の世界と若者の世界が分離してしまっていて、普通に高校生活を送っていると、その地域の中にどういう仕事があって、どういう大人がどういう生き様をしているのか、といったことを知らずに卒業してしまいます。地域の企業を取材することで、『こういう仕事もあるんだ』と初めて気づく。気づけば好きになるし、好きになれば戻ってくる人もいる。この流れがぐるぐる回っているのが健全な地域です。企業取材を通じて、自分たちがどれほど素晴らしい人たちに囲まれて生きているか、という当たり前の構造を知ってほしいと思っています。」

 

発表会で上映された作品をご紹介いたします。

  • 【医療法人 東浩会 石川病院】
    取材した高校生のコメント
    2分という短い時間で、自分たちが感じたことや石川病院さんの想いをどうやって動画で表現するかを考えるのが大変でした。また、重要な箇所がたくさんあり、どこを使うか考えることに苦労しました。

  • 【加茂繊維株式会社】
    取材した高校生のコメント
    インタビューの中で社長さんや社員さんの人柄を知ることができました。動画編集では、ほんの少し表現を変えるだけで全く印象が変わるため、自分が感じたことを表現するための微調整が大変でした。

    • 【株式会社新日本テック】
      企業の方からのコメント
      取材してくれた高校生が「新日本テックで働いてみたい」と言ってくれたのがとても嬉しかったです。専門的な話をいかにわかりやすく伝えるか、といったことに苦心しましたが、それによって得られたものも大きいと思います。

    • 【社会医療法人 清風会】
      企業の方からのコメント
      理事長の話や施設や課がたくさんある病院の情報を、2分という短い時間にうまくまとめてくださっていました。取材を受けた看護師が「とても楽しかった」と言っており、こちらとしても実りがあったと感じています。

    • 【IKOMAロボテック株式会社】
      取材した高校生のコメント
      企業の取材や動画の編集など、普段できない経験ができました。伝えたいことがたくさんありすぎて、いかに伝えるかを考えるのが大変でしたが、その分やりがいがありました。

    • 【株式会社早瀬食品】
      取材した高校生のコメント
      企業の方がどのような想いでお仕事されているのかを知れるいい機会になりました。早瀬食品さんは、とうふの新たな価値を生み出されており、これからもずっと続いてほしい企業だと思いました。

    • 【アセス株式会社】
      企業の方からのコメント
      弊社は一般の方々への露出機会が少ないので、プロモーションビデオを作ってもらったことに大変感謝しています。視察の際などに上映させていただきます。取材を受けることで、専門的な事柄の上手な伝え方について考えるいい機会になりました。

    • 【社会福祉法人 津山福祉会 特別養護老人ホーム 高寿園】
      企業の方からのコメント
      高寿園は、入居者一人ひとりが家で暮らしているような空間作りをしています。ですので、取材をしてくれた高校生が「家のようで居心地がいい」と言ってくれたことを大変嬉しく思っています。

    • 【株式会社 本山合金製作所】
      取材した高校生のコメント
      本山合金製作所さんでは、製品が機械ではなく人の手で作られていることを知って驚きました。また、「この世にないものを作る」という信念に衝撃を受けました。

    • 【共和機械株式会社】
      取材した高校生のコメント
      取材を通じて、共和機械さんのような世界で数社しか作っていない機械を製造している企業が、津山にあることをはじめて知りました。もっと早く知りたかったです。

 

▽企業取材時の感想、動画制作時の苦労などを発表する高校生たち。
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▽取材先の企業・団体の方からもコメントをいただきました。
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津山東高等学校 吉田先生あいさつ
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「生徒たちは取材に不慣れなもので、企業のみなさまにサポートしていただきました。みなさまの助けがあってこそ、出来上がったものだと思います。今日、生徒が作った作品を改めて見て、これほどのものをよく作ったなと誇らしく感じています。これは、生徒一人ひとりが『自分事』として取り組み、自分が感じたことを自分の言葉で伝えようと努力した結果だと思います。これからもこのような機会を、みなさまと連携しながら作っていけたらと思います。高校生の皆さん、お疲れ様でした。」

 

▽会場の様子。関係者や保護者など、たくさんの方に来ていただきました。
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取材・動画編集を通じて、企業の魅力を精一杯表現しようと試行錯誤した高校生のみなさん、本当に大変だったと思います。お疲れさまでした。そして、快く取材を受けてくださった企業のみなさま、榎田先生をはじめ、ご指導くださったみなさま、ありがとうございました。高校生が自分が住む地域の企業を知り、魅力を感じ、それを余すことなく他者に伝えようと苦心することは、大変有意義なことだと感じました。これを機に、高校生たちが地元に愛着を持ってもらえるようになれば嬉しいです。

 

■第1部の上映作品はこちら

■2016年の発表会レポートはこちら

2018/02/20 - 14:38 |

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