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武田帆南たけだほなみさん
2018年4月
出身地:鳥取県
現住所:岡山県津山市
職 業:ファインアートかわばた 縫製

ここ津山から、ものづくりを通してみんなに安全安心を届けたい。

津山へ移住した経緯

武田さん:地元・鳥取の高校を卒業後、大阪の専門学校でアクセサリーデザインの勉強をしていました。元々ものづくりが好きで、個人の大切なものや記念に残るものを作れたらいいなと思い、ジュエリーデザイナーを目指していました。きらびやかな服飾の世界や都会に強い憧れを抱いていたので、最初は新鮮なことばかりで楽しかったのですが、慣れない都会生活にどんどん疲れが溜まってきてしまいました。そこで、もう一度考え直してみようと思い、鳥取に帰ることにしました。

武田さん1
ーーなぜ地元を離れ、津山に移住を決めたのですか?

武田さん:鳥取に帰って2年が経ったころ、鳥取中部地震(※1)がありました。自分が当時勤めていた店も被災し、自分自身も被災者となり、被害を近くで見て命の危機を感じました。この震災を通して、災害を防ぐものに携われたらいいなという気持ちが芽生えるようになりました。「個人の大切なもの」より「みんなの命を守ることができ、みんなに大切にしてもらえるもの」をつくりたいと思うようになったターニングポイントでもあります。そんな中、インターネットで様々な職業を調べていたところ、「ファインアートかわばた」の膜天井(※2)の存在を知りました。「自分のやりたいことはこれかもしれない」と直感し、面接を受けに来て、現在に至ります。私は、自分のやりたい仕事が津山にあり、移住を決めました。

※1 鳥取中部地震:2016年、最大震度6弱を観測し、建物等に甚大な被害をもたらした
※2 軽くて柔らかい膜素材を使った天井 地震時には崩落しにくく落下物も防止できる天井として注目されている

会社外観

津山へきて感じたこと

ーー津山はもともとご存知でしたか?

武田さん:小さい頃、父親の出張に付いて何回か訪れたことがありました。その頃から、食べものがおいしく、楽しく遊べるところが多いというイメージでした。
実際に住んでみると、こじんまりしたまちは便利が良くて過ごしやすく、徒歩圏内にお店があるので生活にも困りません。津山は優しくて温かい人も多く、まったく知らない人の間でも「ありがとう」が飛び交ったりと、コミュニケーションの多いまちだなと思います。今まで暮らしたまちの中で一番住みやすいまちです。景色1
――津山の魅力や好きなところは?

武田さん:休日はよくでかけています。仕事中にちらっと見かけたお店に行ってみたり、風景の写真を撮ったりしています。仕事終わりの帰り道に、坂の上から見える夕日が大好きなんです。大阪ではビル群に囲まれた生活を送っていたので、風景を楽しむことができるのは嬉しいですね。都会のきらびやかな世界だけが楽しいということじゃないと思います。あと、実は津山って温泉が結構点在しているので、温泉巡りもしています。まだまだ知らないところ、気になっているけれど行けていないところもたくさんあるので、余暇の選びしろもばっちりです。まだまだ知らないディープな場所に行って、いろいろ見て、感じて、自分の中でちょっとした津山マップをつくろうと検討中です(笑)。
景色2

仕事について

ーー仕事内容について教えていただけますか?

武田さん:膜天井をはじめ、店先の小さいテントや、大きな倉庫状のテント、トラックの上にかかっているシートなど…。本当にいろんなものを、ミシンや大型の溶着機を使って縫製する仕事です。基本的に作業は社内で行うのですが、採寸や型取り、取り付けは現場で行うため社外に出たりもします。学生時代に学んでいたデザインや服飾ともリンクしている部分があるので、活かせるところも多々あるなと感じます。
同じことの繰り返しではなく、日々新しいことに挑戦させてもらっているので、いろんな発見や喜びがあり、楽しく仕事をしています。

ミシン
ーー仕事でのやりがいは?

武田さん:大きいものを縫製するので、社内で作り終わった時点では完成形が見えないんです。実際に取り付けに行った際に、ピッタリおさまると本当に良かったなと感じます。ここ最近、1人でする仕事も増えてきて、お客様から直接「ありがとう」のお声をいただく機会も増えました。
また、ファインアートかわばたに入社する前からの目標である「みんなの命を守ることができ、みんなに大切にしてもらえるもの」の製作にも携われています。

インタビュー3

これからの目標

ーーこれからの目標を教えてください。

武田さん:日本全国の事業所や公共施設の天井が、私たちがつくっている膜天井などの安全性に優れたものになってほしいです。
普通の天井は、私たちが見ている天井のさらに上に金具の骨組みがたくさんあるのです。もし大規模な地震が起きた場合、それが崩れて全て落ちてくる可能性があります。その代替品として膜材を使うと、ただ貼っているだけなので金具の量も減り、被害はかなり減少します。仮に上部が崩れてきたとしても、膜材が受け止める役割も果たします。「膜材は人を守る」ということが全国に浸透していってほしいですね。
仕事風景1

津山に移住を検討している方へメッセージ

武田さん:最初は壁を感じてしまうことがあると思います。でも、津山には仲良くなると親切で温かい人がたくさんいます。自分から積極的に明るく接して、元気を忘れないようにすることがポイントだと思います。仕事を選ぶ幅もあるので、自分の持っているスキルを活かす仕事も見つかるはずです。周りの人はみんな優しいので、ちょっとしたことでも丁寧に教えてもらえます。私は、自分の持っているスキル以上のことに挑戦できるようになりました!今までやったことがないこと、新しく開拓していくことにも最適な場所が「津山」だと思います。

外正面

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