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岩野大輔いわのだいすけさん
2018年12月
出身地:岡山県津山市
現住所:岡山県津山市
職 業:津山市地域おこし協力隊員

木工職人の技術で、津山の「地域おこし」に貢献していく。

津山へUターンした経緯

岩野さん:僕の祖父は、趣味で木材を使って箸やお盆をよく作っていました。小さい頃からその様子を見ていたので、将来は木でものづくりをしたいと思い、インテリアデザインを学ぶために大阪の専門学校に進学しました。しかし、その後就職した工房で、持っている知識だけではできない仕事に直面し、悔しい思いをしました。その瞬間から、「もの」をデザインするだけでなく作りたいとも思うようになり、神戸の職人育成学校に通いながら、オーダーメイドの家具屋で職人として働いていました。

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ーー津山に帰って来ようと思ったきっかけは何ですか?

岩野さん:大阪や神戸で得た家具職人としての技術を、生まれ育った津山に持ち帰って貢献していきたいと思い、Uターンを決意しました。
木工関係の仕事を探していたのですが、その中で、ふと「地域おこし協力隊」が目に止まりました。地域おこし協力隊では、仕事を通していろんな方とつながりを増やせるということを知り、自分の技術が地域貢献につながる良いきっかけになるのではと思い、阿波の地域おこし協力隊に応募し、着任することができました。

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仕事について

ーー阿波の地域おこし協力隊としての具体的な活動内容を教えてください。

岩野さん:主にリンゴ園の管理をしています。管理を任された時、イメージしていた協力隊の仕事内容との違いに少しギャップを感じましたが、なんでも挑戦してみようという気持ちで引き受けました。リンゴの栽培は経験したことはなかったので、初めてのことを楽しみながらやっています。
他にも体験やイベントも企画しており、参加者にはリンゴの栽培体験だけでなく、リンゴの木を使った木工品づくり体験も提供しています。

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岩野さん:リンゴの枝の剪定作業をしていた時、「剪定した枝をゴミとして捨てず、何かに使えないか?」という地元の方との会話から、自分の木工職人としてのスキルを活かして何かできるのではないかと思いました。ある日、親戚の子どもが鉛筆で紙に落書きをしている様子を見ながら、「リンゴの枝で鉛筆を作ったらおもしろいのでは?」とふと思いついたことがきっかけで、リンゴの木の枝を使った鉛筆づくりを体験してもらっています。中には曲がりくねった枝やすごく太い枝を使って鉛筆にされる方もいて、大人から子供まで楽しんでもらえているようです。こうしたものづくり体験を通して、ゆくゆくは参加された方と一緒に作ったものを販売できるような体制を整えていくことが、僕のミッションでもあります。

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津山へ帰ってきて感じたこと

岩野さん:病院や学校など、生活に欠かせない施設が徒歩圏内に充実していて、津山の中だけで暮らしや遊びが完結しているということを改めて感じました。特に、津山はちょっと車を走らせるだけでバーベキューや川遊びができる場所に行くことができるので、最近のアウトドアブームにもってこいですね。子どもたちにとっても、津山はのびのびと生活できる地域なのではないかと思います。

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岩野さん:食においても、一度津山を出たからこそ感じられる良さがありました。18歳で大阪に出た時に食べたお米が、津山のお米と香りや味が全く違ったという衝撃はいまだに覚えています。神戸にいた頃にある料亭で聞いた話なのですが、中国・近畿周辺でお米が美味しいのは京都か津山なのだそうです。そこで初めて、食のプロフェッショナルの方に認められるほど、津山はお米がおいしい土地なんだと気付くことができました。盆地ならではの寒暖差の激しい環境も、もしかすると関係しているのかもしれませんね。

これからの目標

岩野さん:地域おこし協力隊に着任してまだ数か月なので、たくさんの地域の人と関わりながら、多岐にわたって阿波の土地を活かした仕事に携わりたいなと思っています。また自分の得意分野であるものづくりのスキルを活かして、地元の木材を使って、地元に必要とされる商品を作って販売していけるようなビジネスを考えていきたいですね。

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岩野さん:阿波の魅力発信も頑張っていきたいと思っています。阿波は交通アクセスが便利ではないので、離れていても阿波の魅力を知ってもらうために、FacebookやInstagramを通して、阿波ののんびりとした日常動画を定期的に上げたりもしています。


▲阿波での草刈り風景(津山市定住ポータル「LIFE津山」Facebookより)

ーーちなみに、プライベートでの今後の目標はありますか?

岩野さん:年齢も年齢なので、最近、地元の方から「嫁さんをもらってこい」とよく言われます。そのため、地域おこし協力隊の活動の一環で農泊婚活イベントを開催するのも面白いのではと思っています。津山は婚活イベントを積極的に開催しているので、こうした婚活イベントに農家民泊を組み込んで、自然が好きな方にぜひ来てもらいたいです。
都会でバリバリ仕事をするのではなく、田舎のゆっくりした時間の中で必要最低限のお金を稼ぐ、という生活サイクルに共感してくださる方に出会うきっかけを作っていくことが、プライベートの目標ですね。

▼津山市HP「津山市の結婚支援について」
https://www.city.tsuyama.lg.jp/life/index2.php?id=6874

プライベートについて

ーー津山でお気に入りの場所はありますか?

岩野さん:他でもない阿波一帯です。仕事が休みの日でも足を運ぶほどで、阿波にいると、ちょっと目をつむっているだけで心地よい風を感じられるんです。神戸や大阪にいた頃は排気ガスばかり浴びていたので…(笑)
職人をやっていた頃は製作納期に追われ、1分1秒を気にしながら生きていました。しかし、阿波ののんびりした地でぼーっと何も考えずにハンモックに揺られたり、川に釣り糸を垂らしている時間を過ごすようになってからは、都会にいた頃と比べてすごく生活が充実しはじめた気がします。
ぜひ皆さんも、休みの日には阿波に来てください。仕事に疲れた方にとって、すごく良い癒やしの環境だと思います。

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津山に移住を検討している方へメッセージ

岩野さん:今はネットで欲しい情報が収集できる時代ですが、「どういうところに移住したいのか」という意思を言葉にすることが、移住を考える上で一番良い手段なのではないかと思っています。言葉にするとはいっても文章にする必要は全然なくて、箇条書きでもいいんです。意思がもやもやとしている人ほど、そのもやもやを見える化させることが大切なんです。
そのためにも、津山に来る前にいろんなところに足を運んで、いろんなところを見てきてほしいです。自分が望む移住先の条件が分かってくると思います。
そうやって移住先の選択肢を増やしてきた人に、僕は「あなたの目に津山はどう映りますか」と聞いてみたいです。そうすることで、「県外から来た人には、津山のこんな部分が良いと思っているんだ」と知ることができるし、さらには「この人には津山のこの場所を紹介したいな」と、その人がもっと津山を好きになってもらえるような案内ができます。

まずは津山に興味を持ってくれた、あなたの言葉を聞かせてください。
県外から津山に興味を持って来てくれる人が増えて、地元の人との交流が増えていくと、津山はすごく陽気な町になると思います。

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