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田代 優たしろ ゆうさん
2017年9月 Uターン
前居住地:大阪府
現住所:岡山県津山市
職 業:『アイス工房 優』経営

アイスクリームでフードロスを解決。故郷・津山での新たな挑戦。

津山市へUターンし、起業を決意した経緯

田代さん:僕はもともとパティシエを目指していて、津山市内の高校を卒業後、バイトをしながら学費を貯めて、20歳の時に大阪の製菓学校に進学しました。
その後、大阪市にあるケーキ屋で3年半の修行を経て、津山に戻る直前まで、兵庫県西宮市のレストランでパティシエとして働いていました。

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田代さん:津山市へUターンし、「アイス工房 優」を起業しようと思ったのは、西宮市のレストランで働いていた時の同僚から、フードロスの問題について話を聞いたことがきっかけです。
フードロスというのは、飽食により生産された食品が使われることなく、あるいは食べられることなく破棄されることを指しています。日本では年間600万トン以上のフードロスが出ている現状ですが、捨てるという行為にはコストがすごくかかり、メリットは全然ないんです。
その話を聞いてから、僕もフードロスについていろいろ調べるようになりました。地元で廃棄されてしまうものを価値あるものに変えていけるなら、経済循環にも貢献できるんじゃないかと思いました。

――津山市にもお菓子を扱うお店が数多くあると思います。その中でもアイスクリームを手掛けようと思った決め手は何でしたか?

田代さん:津山圏域でアイスクリームを専門として扱う店舗は、同圏域のケーキ屋さんと比べると店舗数が少ない印象を受けたため、ニーズがあるのではないかと思いました。
また、アイスクリームはケーキのように、飾り付けとしてきれいなフルーツを使わなくても、規格外などの理由で出荷できなかった形の悪いフルーツや野菜を練り込んでしまえば使うことができます。廃棄にまわすのではなく、生産された素材はすべて使えた方が、地元の農家さんも喜ばれると思うし、フードロス削減にもつながると思いました。
近年はネットショップも発達してきたので、アイスクリームなら冷凍状態で遠くに住んでいる人にも届けることができます。そういった理由から、地元に住んでいる人も、地元から離れている人も、多くのお客さんに津山圏域でとれた素材を使ったアイスクリームを楽しんでもらえるのではないかと思い、起業を決めました。
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津山の創業スクール「Homing」に参加して

――田代さんは起業の際、2019年に行われた津山の創業スクール「Homing」に参加されたと伺いました。

※創業スクール「Homing」とは
津山地域で創業を考えているUターン者に対し、講義やメンタリングを通して事業プランの形成をサポートするコミュニティ。
詳しくはこちら:https://homing-tsuyama.jp/

田代さん:はい。人脈作りのために参加しました。実際参加してみると男女・年齢問わずたくさんの方がいて、いい刺激になりました。
同期のスクール生とは今でも仲が良くて、それぞれが起業したお店や拠点に顔を出して、情報交換を行っています。
また、スクールで学んだことを店舗経営を通して実践しています。SNSや、店舗に買いに来てくれたお客さんから都度アイスクリームの味のリクエストを受け付けて、お客さんのニーズに合わせた商品を売り出しています。
現在販売しているピスタチオのアイスクリームは、まさにお客さんの声から生まれた商品で、今では店頭人気ナンバーワン商品となっています。_04D1019

――創業スクールへの参加は人脈づくりのためと話されていましたが、参加後、具体的な変化などはありましたか?

田代さん:同期のスクール生の方にお声掛けいただき、ソシオ一番街で開催されたイベントに出店したのですが、参加したおかげで近隣の飲食店を営む方々と仲良くなれたり、近隣に住まわれている方が常連さんになり、お客さんが増えたりしました。土日にふらっと立ち寄られては、昔の商店街の賑わいを思い出として語ってくれたり、いろいろと気にしてくれたりするのがありがたいです。

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仕事とプライベートについて

田代:現在、僕が一人でお店を回しているので、スケジュール的に仕事とプライベートが一緒になってしまっているような感じです。仕事が終わったらアイスクリームの仕込みをして、お店が休みの日は仕入れに行ったりしているので、ほぼ、プライベートを捧げています(笑)。好きなことなので、全然苦ではないんですけどね。

――津山に帰ってきて、津山に対する印象の変化はありましたか?

田代さん:自然との距離が近いなと改めて感じました。昔から景色を見るのが好きだったので、時間がある時にちょっと高いところに上って、山の緑や田園風景を眺めたりしてます。夜空も好きですね。大阪とは星の見え方が全然違うので、津山に帰ってきてふと夜空を見上げるたびに、「うおっ、めっちゃきれいだな」と思うことが多々あります。

津山に移住を検討している方へメッセージ

――田代さんのように、起業を志して津山に帰ってきたり、津山で新しいことを始めようと考えられている方に向けて、田代さんのご経験から何かアドバイスがあればぜひ教えてください。

田代さん:事業の相談をするにあたり、津山市の商工会議所や、つやま産業支援センターの方々はとても親身に話を聞いてくださるのでありがたいです。
特に今年は新型コロナウイルスの影響で、非常事態宣言が出ている間は僕の店も一時閉店せざるを得ませんでした。そんな状況を気にかけてくださっていたのか、つやま産業支援センター側で準備してくださった補助金を使わせていただき、現在、お店を続けることができています。
津山で起業をする前もした後も、サポートを受けられる環境が整っていると、胸を張っておすすめできます。

※つやま産業支援センターの支援・補助制度について、詳しくはこちら
https://www.tsuyama-biz.jp/

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――津山へ移住を検討されている方に向けて、背中を押すようなメッセージをお願いします。

田代さん:津山は色々なものが揃っています。学校や病院だけでなく、買い物やゆっくりとお茶ができるところなど。さらに自然の多さも兼ね備えているので、生活していくうえで不自由することはないんじゃないかと思います。子育てからセカンドライフまで、ゆっくりと暮らしたいと考えられている方々にはぜひ来ていただきたいです。

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