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森藤 祥之・裕香もりとう よしゆき ・ ゆ か さん
2020年4月 I・Uターン
出身地:岡山県勝田郡(祥之さん)
    大阪府(裕香さん)
現住所:岡山県津山市
職 業:建築設計(祥之さん)
    デザイナー(裕香さん)

理想の暮らしができると思えたのは、津山だけでした。

津山市へ移住した経緯

祥之さん:高校卒業後は大阪の大学で建築を学び、卒業後は愛知県で住宅の設計事務所に勤めていました。クライアントさんと一緒に家づくりをする中で、「『建築』は建物をつくるだけではない。一緒に家づくりをしたクライアントさんの暮らしをよりよくするためには、町そのものをステップアップさせる必要がある」という考えを持つようになりました。
クライアントさんのために、『町のステップアップ』を意識して建築の仕事をしていましたが、ふと自分自身に目を向けたときに、「自分はいま理想の暮らしができているのかな」と思いはじめたんです。
そのときから他地域への移住を意識するようになり、「どこだったら自分の理想の暮らしができるか」と考え、なんとなく、僕の故郷である”岡山県北”が頭に浮かびました。
まだ町に余白が残っている岡山県北地域が、自分が活躍できる場所かもしれないと思ったので、それを確かめるために、夏季休暇を利用して津山を回ってみました。
その時にはじめて、津山が桧や杉といった建材の産地であることや、まちなかには伝統的な建造物群があることを知りました。
僕は伝統的な職人の技術を生かした木造住宅の設計を専門に行っていたので、自分の経験を活かすフィールドが津山にあることがわかり、「津山には僕の関わりシロがある!ここならワクワクした暮らしができる!」と、移住への気持ちが一気に高まりました。

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祥之さん:そして、途中立ち寄ったお店で、津山市の企画で城東地区の未来を考えるまちづくりのイベント「津山デザインミーティング」のチラシを見つけ、「これは参加するしかない」と愛知県から毎月参加していました。このイベントがきかっけで、現在勤めている和田デザイン事務所の代表和田さんと出会いました。当時、僕は津山にUターンすることを決めていなかったのですが、和田さんと話して、自分と同じような考えを持っている方だと思いました。
津山市への思いを持った仲間との出会いがあったことも移住への後押しになり、移住を決めました。津山市でも移住支援制度が色々あることを知り、採用面接で津山にくるときには「IJUターン就職活動助成金」を利用し妻と一緒に津山に来ました。その他「就職促進家賃助成事業補助金」を申請し、1年間賃貸住宅の家賃助成も受けました。

▼「IJUターン就職活動助成金」
http://www.koyou.or.jp/koutuhi.html
▼「就職促進家賃助成事業補助金」
https://www.city.tsuyama.lg.jp/life/index2.php?id=4707
▼和田デザイン事務所 和田優輝さんインタビュー動画
https://life-tsuyama.jp/movie_theater/movie_01.html#hot01

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――移住される際、課題と感じることはありましたか?

祥之さん: 津山への移住に対して、僕の大きな課題は、妻を連れて来れるか?ということでした。妻に津山の良さを伝えるため、津山に住んでいる兄妹に地域の情報を聞いたり、インターネットやSNSで色々調べて、妻が津山に来ることに一歩踏み出してもらえるように努めました。

裕香さん:私も、自分の住む町にどれだけ愛着が持てるか、ということは、結構比重が大きかったです。自分が愛着を持てる町や、夫が愛着を持てる町なら楽しく過ごせるかな、と思っていたので、移住することにあまり不安はありませんでした。

津山の魅力について

――津山の移住をすすめる時に、奥様に伝えた津山のいいところは?

祥之さん:津山の魅力は言葉では伝わらないので、実際に1泊2日で津山を案内しました。まず始めは、岡山県はどんなところか知ってもらうために、岡山市から西粟倉村まで行き、その後津山を案内しました。

裕香さん:夫に案内してもらっている時に津山がどんな地域か知るだけではなく、大阪の実家にすぐ帰れる場所か、近くに自分たちの好きなお店があるか、面白そうな人たちがいるのか、自分たちが仲間になれるか、ということも考えました。

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祥之さん:自然が多く、穏やかな気候で生活しやすいことは言うまでもなく津山の魅力だと思います。また、「自分のまち」と思える地域で暮らすことを大切にしたいと思っているので、「ちょうど良いスケール感・距離感」がとても魅力に感じています。中でも、僕たちのお気に入りの場所「城東地区」には、歴史的な街並みが残る「景観の魅力」と、地域を良くしたいという思いをもつたくさんの「人の魅力」があります。人と人との繋がりを大切にする地域だからこそ、「自分もこのまちの一員なんだ」と実感が持てます。このことは僕たち夫婦にとって、安心して暮らせる地域の魅力だと感じています。

移住をして感じたこと

裕香さん:地方での生活経験がないため移住を前に津山市や夫の地元の奈義町を中心に、津山圏域を案内してもらいました。私も建築の仕事をしていて、歴史ある建物に興味があったので、城東の町並みを歩いてみて「津山にこんなところがあるんだ」とよい印象をもちました。私は大阪出身で、大学卒業後は東京で仕事をしていたので、ずっと都市部で生活していました。最初は少し不安もありましたが、移住後に出会った方々も暖かく迎え入れてくれたので、移住して1年で、すっかり津山での生活に馴染んでいます。山に囲まれ自然も豊かなので、少し足を伸ばせばもっと沢山の魅力がありそうな気がしています。これからもっと色々な所に行ってみたいですね。

現在のお仕事について

――おふたりが現在、働いている和田デザイン事務所では、どのようなお仕事をされていますか?

祥之さん:和田デザイン事務所では、僕の一番の得意分野が「暮らしを作る」ということもあり住宅や店舗、保育園などの建物の設計を行っています。また、愛知県の設計事務所で、釘を使わない伝統工法と自然素材を用いた木造住宅の設計の経験を積んできましたので、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている城東地区での街並み修景工事などにも取り組んでいます。

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裕香さん:私は、2020年にオープンした和田デザイン事務所の分室である《LAB tsuyama》を中心に、地域の方とお話しをして深く関わりながら、地域課題やニーズを掘り起こし、困りごとの解決や、まち・人の未来に向けた、企画立案・イベントの運営をしています。
また、地域の困りごとを解決することで、津山がより暮らしやすい地域になるように「空き家を活用したまちづくり」に取り組んでいます。地域の人たちと一緒に町を作っていきたいという思いがあるので、地域の人と仲良くなることが大切だと考えています。移住を考えている方からの空き家活用の相談もありますので、移住される方の窓口になれたらいいなと思っています。

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これからについて

祥之さん:移住して1年が経ち、津山市内の地区ごとの特徴もだんだん見えてきました。移住を検討されている方の住まいの悩みや店舗のご相談を頂くこともあるのですが、県外から帰ってきた移住者の視点を持った建築士として、移住を検討されている方の悩みに寄り添いやすいのではないかと思っています。今後、仕事・移住支援室の皆さんとも連携しながら、移住を検討されている方に対して、住まいや店舗などの僕たちの得意分野を活かして県外と津山市の暮らしをつなぐ役割にも挑戦していきたいですね。

津山に移住を検討している方へメッセージ

――最後に、津山に移住を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

祥之さん:穏やかな気候や美味しいご飯、人と人との繋がり。津山は、住んでこそ住みやすさを実感できる町です。トライアルステイなども利用して、まずは1度津山に来てほしいと思っています。観光ガイドには載っていない津山の魅力を感じ、一歩踏み出してもらえたらいいなと思います。暮らしを大切にしたい人と津山ぐらしは相性が良いんじゃないでしょうか。仕事でもプライベートでも県外から戻ってきた移住者と出会う機会が多いので、同じ移住者として楽しさや悩みが共感できる人とも出会えると思います!

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