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2024.4.09 ツアー・体験

【2024年3月開催】津山ぐらし移住体験ツアー

2024年3月2日(土)・3日(日)の1泊2日で、津山市・勝央町・久米南町を巡る『岡山県津山圏域 移住体験ツアー』が開催されました。関東・関西を中心に、全国各地から集まった16名の参加者と巡り歩いた、津山圏域の人・モノ・暮らしが分かるツアーをレポートします!

目次

参加者の声

ツアー行程

1日目の先輩移住者の住まい見学や商店街の散策、2日目の地場のとれたて野菜などをふんだんに使ったピザ作り体験や空き見学など、津山圏域での生活をイメージしやすい魅力的な体験を中心に組み立てたツアー内容。見て、聞いて、作って、食べて、津山圏域を満喫しました。

【1日目】

地元のベテランドライバーの運転で、2日間巡ります。

受付後、順にバスに乗り込みます。

スタッフも笑顔で参加者をお出迎え。

全員揃って、期待を胸に出発です。

津山市でトライアルステイできる「城東地区」の町家などを見学

3月にしては冷え込んだ朝、晴天に恵まれツアーをスタートしました。重伝建地区に指定されている、津山市内の城東地区へバスで移動。なまこ壁や袖壁など、江戸時代の面影を今に伝える町並みを散策。優れた洋学者を多数輩出した津山の功績を知ることができる洋学資料館なども見学し、津山の歴史や文化に触れました。

同じ城東地区内にあるトライアルステイ住宅も見学。最長2週間(1組、3~7日以内:10,000円、8~14日以内:20,000円)、城下町の町家で津山ぐらしをお試し体験できます。町家は津山駅から約2kmの場所にあり、家具・家電付きの3LDK。貸出自転車2台に駐車場を完備。モバイルWi-Fiも貸出可能です。

見学した参加者には「古い町屋をこんなに使い勝手の良い空間にリフォームできるんだ!と驚きました」「予約状況をHPで見たら結構埋まってる。人気なんですね」と、好評でした。

【お問い合わせ・申し込みは】
津山ぐらし移住サポートセンター
Tel:0868-24-3787
E-mail:iju@city.tsuyama.lg.jp
公式ホームページ:https://life-tsuyama.jp/feel/trialstay/

洋学者の足跡を知ることができる資料館へ。

主家は江戸時代に建てられた、旧梶村家住宅(城東むかし町屋)を見学。

大正時代のモダンな意匠が随所に見られる、離れの座敷。

美しい庭園は国登録記念物(名勝)に登録されています。

重要伝統的建造物群保存地区の町並みを見ながら散策。

採光も十分に確保されている、トライアルステイ住宅。

美味!津山の名店で和牛焼肉ランチ~先輩移住者とも交流~

地元の人気店で焼肉ランチ。名物の干し肉付きの特別メニューをご用意いただきました。古くから肉食文化が根付く ”牛肉の聖地” とも呼ばれる津山の和牛に期待も高まります。

先輩移住者2人も合流。家族の転勤がきっかけで移住した城間さんと、昨年から地域おこし協力隊で津山産小麦のPR活動などに従事する小岩さんです。「悩みすぎて、移住先を決めきれない」「津山ぐらしに一番必要なことってなに?」「空き家の相場価格は?」など、ツアー参加者から次々に悩みや質問が出ます。

城間さんからは「津山ぐらしは車の運転が必須。自家用車があると便利です。ここで暮らす魅力は、地産地消の取組みが活発で、安心・安全な食材が手に入ること。子育て支援も充実していているので、のびのびと子どもを育てられます」

小岩さんは「移住に際して、自分が絶対に譲れないことは何かを明確にすること。そして移住のミスマッチを防ぐために、気になる場所には何度も行ってみること。こういうツアーなどに積極的に参加して、現地での体験を増やしてください」と真摯にアドバイス。

最後にスタッフが「ランチ美味しかったひとー?」と尋ねると、全員から「はーい!」と大きな声で返事が。お腹も心も満たされた、充実のランチタイムになりました。

食べ応え十分なツアー限定ランチメニュー。

干し肉の美味しさに、お土産に購入した参加者も複数。

交わされる言葉にも、自然と熱がこもります。

自己紹介と挨拶に全員が耳を傾けます。

テーブルごとに話も弾みます。

先輩移住者とスタッフの紹介からランチがスタート。

勝央町でDIY住宅見学!自分らしい家づくり

勝央町の ”元気なまち推進室” で移住・交流の総合サポートを行っていて、先輩移住者でもある三雲弘和さんのお宅を訪問。7LDK +納屋付き、築70年の広々とした古民家です。

敷金・礼金無し、家賃は3万円/月。自由にリノベーションもOKで、退去時の原状回復の義務もありません。三雲さんが暮らしやすいよう、あちこちリノベされています。

裏手には竹林もあり、露天風呂と小屋を建てる計画も。好条件の空き家を見つける極意から、DIYの面白さ、手間隙かけることを楽しむ田舎暮らしの醍醐味まで、存分に聞くことができました。

「毎朝、窓からこの開けた田園風景を見られるなんて素敵」「こんなに楽しそうな暮らしができるなんて、ますますここが好きになっちゃうな」と多くの参加者が魅了されていました。

三雲さんのお話を聞きながら、お宅訪問。

原木でしいたけ栽培などされている裏庭まで、外もぐるっと一周。

DIYの面白さ田舎暮らしの楽しさに、話が尽きません。

広々とした立派な床の間があるのも古民家の魅力のひとつ。

三雲邸の玄関前に広がる田園風景。

別の空き家物件へ。空き家情報サイトに掲載されるとすぐ売れるほど人気です。

津山市中心部の商店街で空き店舗見学

津山市の空き店舗対策の担当と商工会議所のスタッフも加わって商店街を案内し、空き店舗活用に向けた補助金サポート制度などを紹介。空き物件も見学し「ここで何かできないかな」「自分だったら何ができるだろう」と話す参加者も。

徒歩圏内に百貨店・スーパー・銀行・病院・図書館・コワーキングスペース・地域交流センター・保育園・公園などがあ、車無しでも生活できる中心部。「次は妻と一緒に来て、アルネ津山や商店街をブラブラしたいです。これだけ揃っていれば妻も安心すると思います」「思っていた以上に都会でした」などの感想が、参加者から聞かれました。

春らしく装飾されたソシオ一番街商店街。

参加者どうしお喋りしながら巡るのも楽しい時間。

先輩移住者の小岩さんが夕方からも合流して案内。

まちづくり活動拠点施設 ”まちなかさろん再々” で話を聞きました。

所狭しと飾られた煌びやかな人形たちに、目を奪われます。

担当スタッフから、商店街の魅力をたくさん聞くことができました。

 

1日目のまとめ

勝央町では、車窓から大手企業の工場が林立する広大な工業団地を見学したり、抜けるような青空とどこまでも続く田園風景を楽しんだりと、移動時間も充実。

BBQやキャンプなどもできる広大な農業公園 ファーマーズマーケット” では、イチゴ狩りを体験。あきひめ、紅ほっぺ、岡山特産の晴苺の3品種をお腹いっぱいになるまで食べた参加者も。この季節ならではの味覚を堪能しました。

さらに特産品や産直品などを地域の人が運営するどんどん市場でチェック。

夕方、津山市中心部に戻ってからは、毎年恒例になっているソシオ商店街の雛めぐり会場へ。特設会場いっぱいに飾られた華やかな人形たちが、春の訪れを告げていました。

津山圏域の魅力だけでなく、季節の楽しみも味わい尽くせた、充実の一日となりました。

車内も和やかな雰囲気。

イチゴ3種それぞれの味わいを楽しみました。

「自分でとるの楽しい」と真っ赤なイチゴを一口でパクリ!

もぎたての美味しさに、大人も手が止まりません。

どんどん市場でお土産探し。

ご当地ならではの葉物野菜なども並んでいます。

【2日目】

久米南町の古民家レストランで絶品!手作りピザ体験

2 日目の朝も放射冷却によって氷点下の気温になりましたが、追加の参加者も合流し、バスで久米南町の古民家レストラン、Alpini(アルピニ)へ向かいました。お店は、法然上人の生家跡に建立された名刹「誕生寺」に近い丘陵にあり、眼下には棚田が広がっています。ここでは、シャルキュティエ(食肉加工)としても実績をもつ島岡シェフを講師に、手作りピザを作りました。島岡さんご夫妻も静岡県からの移住者。素材を活かした丁寧な料理を作りたい、安全な土地で子育てしたいという思いで、久米南町を選ばれました。参加者は 4 グループに分かれて生地作りからスタート。初心者でも作れるようシェフが考案したレシピのおかげで、みんな手際よく作業を進めていくことができました。

お店へと向かう一行

正面奥に見えるのが誕生寺

島岡シェフのお手本

おっかなびっくりの生地作り

ピザ生地発酵待ちの時間に誕生寺見学

当日、誕生寺の門前通りでは「おひなまつり」が催されていました。各所に飾られた雛人形が、春まだ浅い境内を彩っていて、観光客も多く訪れていました。誕生寺は、浄土宗開祖・法然上人ゆかりの寺。推定樹齢が 900 年近い大イチョウがあるなど、見どころの多い場所。みなさん、思い思いに散策されていました。

山門にもおひなさま

彩りが増した門前通り

法然上人ゆかりの「逆木のイチョウ」

武者絵幟を飾ってあるお宅も

古民家コーヒー焙煎店

空き家を利用したコーヒー焙煎店が近くにあり、見学させていただきました。古い商店街に溶け込んだお店は、まるで昔からそこにあったような雰囲気。古材で作られた看板も素敵でした。店内にはコーヒーの良い香りが漂い、ゆるやかな時間が流れていました。お家の様子も見せていただき、参加者からは「目の前に川が流れて、景色も良い。こんなお家を探しているんですよ!うらやましい」という声も聞かれました。

レトロな外観が素敵

看板は地区会長さんの手作りとか

ストーブとポットの音だけの空間

タイルなどの意匠も昭和レトロ

ピザ作り&食事会

Alpini さんに戻ってピザ作りを再開。発酵したピザ生地はモチモチと、すでに美味しそうでした。シェフに伸ばし方のコツを教えていただいてきれいな円形に整えていきます。次はトッピング。近隣で採れた新鮮野菜の他に、シェフが作ってくださったベーコンやソーセージも並んでいました。島岡シェフの作るこだわりの自家製ソーセージやベーコンは、国際コンテストでも金賞を受賞した逸品。美味しそうなトッピングを乗せるうちに、いつの間にか生地の上が山盛りになっていました。そのほかにもパエリアやスープなど、心尽くしのお料理をいただくことができました。自分の手作りピザが焼き上がると、まずは写真撮影。「こんなに美味しくなるなんて!」と驚きの声が上がっていました。

重力を利用して、手際よく伸ばすシェフ

お子さんたちのほうが器用かも?

目移りするほど美味しそうなトッピング

こんがり焼けたピザに大満足

久米南町の地域おこし協力隊

久米南町で活動する地域おこし協力隊のメンバーも合流して、移住のきっかけや、取り組んでいる活動や地方が抱える課題などを率直に語っていただきました。

木下さん(左)・池内さん(右)

とても参考になる木下さんの開業準備のお話

古民家見学

津山市に戻ってきた一行は、市街地の端にあって、周辺には農地もある古民家を見学しました。母屋のほか、離れや納屋、車庫もあって、広い敷地にみなさんびっくり。家庭菜園や庭づくりもできる充分な広さがありました。

参加者の方からは、実際に物件を見学したことで、「自分だったら、この離れをアトリエにしたいな」「車は 3 台入れても余裕だね」などと、移住後の暮らしが具体的に見えてきた感想がありました。

屋根と敷地の大きさにびっくり

畳替えもしてあり、すぐに住める状態

地産地消センター「サンヒルズ」から、まなびの鉄道館へ

津山市街地北部の丘陵地に作られた公園、グリーンヒルズ津山の敷地内には、市民に人気の地産地消センター「サンヒルズ」があります。朝採れの野菜や、農産加工品が並び、いつも賑わっています。参加者のみなさんも、お土産にいろいろな野菜を買い求めていました。

最後に、JR 津山駅の近くにある「津山まなびの鉄道館」を見学しました。ここは、鉄道で発展した津山周辺の歩みや、車輌などを展示している博物館です。目玉はなんといっても扇形機関車庫。京都鉄道博物館の扇形庫に次いで、日本で 2 番目の規模を誇ります。ここを楽しみに今回のツアーに参加された方もおられました。ここで 2 日間にわたるツアーは終了。

新鮮な地元野菜を買うならココ!

転車台に車輌を乗せるイベントは大人気

津山市・勝央町・久米南町を駆け足で回るツアーだったにもかかわらず、ご参加いただいたみなさまからの高い満足度は、スタッフにとっても励みになりました。これからも、津山圏域の生活をより多くの方に知っていただけるよう、創意工夫を凝らして紹介してまいります。

参加者の声

<花本さん:大阪府在住>
自分が気に入った場所で、土間のある家にいつか住みたいという夢があります。緑と土が好きなので、津山は私の好みにぴったりです。先輩移住者のお家や商店街見学など、リアルな現状を見ることができ、生活に根差した情報をたくさん知ることができました。ツアーに参加したことで「みんな同じようなことで悩んでるんだなぁ」と思いを共有でき、自分自身「移住とはこうあるべき」と考えが凝り固まっていたなと気付けました。いろいろな選択肢・やり方を教えてもらったので、「私にとってベストな移住って?」を柔軟に考え、進めていきたいと思います。

<辻村さん:滋賀県在住>
津山市だけでなくその周辺エリアまで広く見ることができたのが、とてもよかったです。商業施設など充実していて、都会的な津山市。自然豊かで、ほど良い田舎生活を満喫できる勝央町。それぞれの場所の良いところも不便なところも、たくさん教えてもらえました。実際、移住されてリノベーションを楽しみながら暮らされている三雲さんのお宅での話は、うらやましさを感じたくらいでした。移住先での起業も考えていたので、補助金などの支援制度も詳しく聞き、空き店舗も見学できたことで選択肢も広がりました。より具体的に未来を描けるようになったのは、大きな収穫でした。

とても充実したツアーだったと話してくれた花本さん。

夢を実現していきたいと、熱い想いを語ってくれた辻村さん。

津山市産業経済部 仕事・移住支援室 
IJUコンシェルジュ 石坂めぐみ・西村あゆみ
東京や大阪などでの出張相談会やオンラインでの説明会も行っておりますので、気軽にお電話やメールでお問い合わせください。津山の良いところも不便なところも率直にお話させていただきます。ネットやマスコミ情報だけで判断せず、移住をお考えの際はぜひ一度津山へお越しください。個別対応ももちろんOKですので、津山ぐらしのリアルを知っていただき、後悔のない移住のお手伝いができればと思っています。

concierge

IJUコンシェルジュ 石坂めぐみ・西村あゆみ

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