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移住者の声(詳細)

移住者の声(詳細)

移住者インタビュー

移住者インタビュー

移住者の声 移住者インタビュー
File 23 2019年3月 Iターン

第二の人生、阿波での半自給自足を楽しんでいます。

和田 崇さん

【前居住地/出身地】大阪府 【現住所】岡山県津山市阿波 【職業】猟師

【前居住地】大阪府

【現住所】岡山県津山市阿波

【職業】猟師

津山市へ移住した経緯

和田さん:地元である大阪府の高校を卒業後、約27年間、兵庫県内の工作機械メーカーでサラリーマンをしていました。しかし、長く勤めるほど背負うべき責任や仕事も増えていき、自分自身と向き合う時間が取れない生活リズムに対して、だんだんと疑問を感じてきていました。
20代後半ごろから、田舎での『半』自給自足(生活費は仕事をして稼ぎつつ、できる範囲で作物を育てるなどをして自給自足をしていくこと)の生活に憧れを抱いていました。いつか実現させたいと思っていたこともあり、退職する決断をしたタイミングで、移住をするための準備を始めました。
しかし、「移住しよう」と思い立ったものの、最初は何から始めればいいのか、右も左も分からなかったので、知人の紹介をきっかけに「大阪ふるさと暮らし情報センター」を訪れることにしました。IJUアドバイザーの方から移住に関わるアドバイスをいただきながら、実際に各地の移住セミナーに参加して、移住候補地の検討を始めました。

※「大阪ふるさと暮らし情報センター」について詳しくはこちら
https://www.osaka-furusato.com/

和田さん:西日本の中でも今までの生活とは無縁のところに移住したいと思っており、中四国地方を中心に候補地を探していました。最終的に島根県と岡山県のどちらかで決めかねていたところ、タイミング良く津山市が主催する移住セミナーが大阪で開催されることを知り、それがきっかけで津山に興味を持ち、津山市内で開催されている移住体験ツアーや移住者交流会などに頻繁に参加するようになりました。
移住を決めるまでにトータルで6、7回ぐらいは津山に通っていたのですが、イベントに参加するたびに、もっと津山のことを知りたくて地域の方に話しかけていました。そうしていたら、回を重ねるごとに移住支援室の方や地域の方から「和田さん、和田さん」と声を掛けてもらえるようになって…。すっかり、有名人になっていました(笑)。そのうち、何回目かに参加した津山の移住セミナーで、僕が今住んでいる津山市阿波という地区で面白いことをしている人に出会いました。
その人に半自給自足の生活をしたいと話したら、「じゃあ、一緒にやってみないか」と誘ってくれて。そろそろ本格的に移住先を決めようと思っていた時期でもあったので、このご縁を大事にしようと思い、津山市阿波地区でお世話になることに決めました。

移住をして感じたこと

――実際に津山に移住して、何か変化はありましたか?

和田さん:考え方がだいぶん変わったと思います。引っ越してきた当初、住み始めた家に調子が悪いところがあったので、「ああしたい、こうしたい」と家主さんに話をしたら、「なにを生き急いどん?もっとゆっくりしんちゃい。時間はいっぱいあるんじゃけん。」と言われてしまいました。大阪で働いていた頃は、一日のスケジュールが決まった中で、この時間に何をして…という時間に追われる生活を送っていましたが、阿波での生活はそれと真逆の印象を受けました。24時間何に縛られることもなく、「今日できることは明日でもできる」という考え方で住民が生活をしているようで、それがすごく衝撃的でした。
今では、これからの季節は日中暑くて外での作業ができなくなってしまうので、朝早く働いて、昼寝をして、また夕方から働く…という暮らしをしています(笑)。苗の植え付けが1日遅れたぐらいでどうってことない。雨が降ったら大変ですが、そんな中でも植えりゃいいだけの話で。だから、そんなに焦って仕事をしなくてもいいんだと気づくことができて、正直、今が生きていてすごく楽しいですね。

現在のお仕事について

――現在のお仕事内容を教えてください。

和田さん:害獣駆除を目的とした狩猟(くくり罠)を主に行っているのですが、最近は地主さんの農業の手伝いもしています。手伝いを通して、農業のことだけでなく狩猟のこと、暮らし方のコツなんかも教えてもらえて、家に戻って実践してみる。一石「三鳥」だなと思いながら作業をしています。

和田さん:特に狩猟は、移住をしたら一番にやりたいと思っていたことなので、大阪で免許を取って猟期に合わせて阿波に引っ越してきました。たくさん獣が獲れたら、冬は毛皮でも着たろうかなと思っていたのですが、昨年の冬はそんなに獲れなくて…。今のうちになめし方をもっと勉強して、この冬こそは、と今から意気込んでいます。
また、津山市が主催する移住イベントの手伝いもしています。手伝っている理由としては、移住者を増やしたいという気持ちもありますが、それよりも阿波の過疎化を止めたいという気持ちが大きいからです。このまま何もしなかったら、耕作放棄地は増えるし、高齢化が進んで子どももいなくなってしまうことが目に見えているからです。それを食い止めるには、外の人にたくさん阿波を知って遊びに来てもらって、地域を活気づけるしかないなと思って。
また、阿波に住んでいる人と話していると、昔、大阪や神戸とかに出ていて、Uターンしてきたという人が多いことが分かりました。そういう人たちと一緒になって、「阿波って良いところだよ」という魅力を、地域の外に向けて発信していければと思っています。
正直、遊ぶことと同じくらいどれも楽しみながらやっていることなので、「仕事」という言い方が果たして正しいのかどうか…(笑)。本当に、サラリーマンに戻る理由がないくらい、日々が充実しています。

地域に溶け込む秘訣とは

――地域の人たちとは、どのように関係性を築いていったのですか?

和田さん:毎日挨拶するように心がけました。人を見かけたら会釈するか、手を挙げるか、声が聞こえる距離にいたら、「おはようございます」って言うようにしています。たったそれだけで、みんないろいろ世話を焼いてくれるようになるんですよ。
最近では、地域の人のたまり場の前を通っただけで、「コーヒー飲んでいき」って声をかけてくれるようになって、「何しよん?」「(罠の)見回りしとる」「頑張って早う獲りや」「それがなかなか獲れんのよ」みたいな、立ち話程度の他愛のない会話を毎日しています。

和田さん:他にも、近所の方から差し入れが毎日のように届きます。今朝もニラが届きました。去年の夏は引っ越してきたばかりだというのに、がらっと玄関を開けたら山積みのキュウリが置いてあって。隣に住むおっちゃんが「おう、キュウリ置いとったけんな」っていうので、「あー、ありがとうございまーす」っていうやり取りもありました(笑)。
中にはつっけんどんな人もいます。挨拶返してくれない人もいれば、気付いたけど気付かないふりをしてる人がいるのも現状です。だからこそ、車ですれ違うときでさえ、手を挙げたり会釈をする。それだけでも気のいい人だったら返してくれます。たったこれだけで、地域での関係性は作れると分かったので、めげずに続けています。

今後の目標について

――今後、何か挑戦されたいことはありますか?

和田さん:「あば村農泊推進機構」という組織で、阿波地区のこれからのイベントや事業の運営に携わることになりました。最近では新型コロナウイルスの影響で自粛されていたイベントも徐々に自粛規制が解除されつつあるので、できる範囲で準備に入ろうと思っています。
ただ、いろんなイベントなどの手伝いをしすぎて、地域の人たちから「農作業手伝ってくれ」と言われてすぐ動けなくなるのは嫌なので、ほどほどにやっていこうかなと思っています。生きていく手段として農業や狩猟をメインで行って、楽しいからイベント関係も手伝う、みたいな感覚です。

▼「ティピー」というテントを用いて、自然と融合した宿泊プランを検討中とのこと。

移住を検討されている方に一言

和田さん:このご時世だからこそ、田舎での暮らしに目を向けた人が増えたと思います。まずは体験して、田舎暮らしを知ってもらうのが一番なので、とりあえず阿波に遊びにきてほしいですね。津山の市街地からは少し遠いですが、阿波での遊び方、コンテンツをしっかり揃えて、できる限りのおもてなしをして歓迎しますよ。移住経験者として感じてきたことのアドバイスもどんどんできます。
移住をきっかけに、やりたいことには何でもチャレンジしてみたらいいと思います。
一度きりの人生、しんどいことに使わず、好きなことをしていきたいですからね。

ロエラ・西田誠さん

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グローブ フィットネス&スタジオ・
関元崇志さん

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