津山市への移住したきっかけ

慎也さん：沖縄からUターンで津山に戻ってきました。いつか津山で自分たちのお店を持ちたいという夢があり、それまでは好きなところで住んでみようということで、3年間沖縄で暮らしました。
津山に戻る期限を決めていたわけではありませんが、ちょうど良い物件が見つかったのを機に、帰ってきました。

未来さん：実は前から、「この『えびす通り』で沖縄料理のお店をしたいね」と二人で話していたんです。

慎也さん：私は沖縄にいたときに、沖縄料理のお店に勤めていたのですが、そのお店がまさにこの「えびす通り」のような場所にありました。車も通れない細い道沿いで、外に席を出してワイワイ楽しめるような雰囲気の場所です。
同じような場所が津山にないかなと探して見つけたのがこの場所でした。駅から近いのもいいですね。

津山の魅力について

慎也さん：子供が生まれた時には、家族が近くにいるので安心感が違いました。あと津山は都会に比べて人との繋がりがあるなと思います。

未来さん：私も津山の人が好きですね。人の繋がりがあったかくて、お客さん同士が仲良くなることもよくあります。沖縄のお店も似た雰囲気で、お客さん同士はもちろん居酒屋同士も仲がいいので、「向かいのお店も美味しいから行ってみ！」みたいな勧め合いもありました（笑）。そんな雰囲気が大好きです。
このお店もそんな場所にしたくて、お客さん同士でも話しがしやすいレイアウトにしています。実際にお客さん同士が楽しそうに会話をしているのを見ると嬉しいですね。

未来さん：あとは沖縄出身の方もよく来てくれます。アルバイトに大学生の子がいるのですが、沖縄出身の友達を連れてきてくれたり、沖縄県人会を開いてくれたりしています。
地元を離れたひとたちが、ふるさとの料理を通じて集まれるっていいですよね。

津山での生活について

慎也さん：津山は田舎と都会の間というか、人が多すぎず少なすぎずで本当に住みやすいです。
３年間津山を離れていましたが、戻った時には、カフェやご飯屋さんが増えていてびっくりしました。少しずつ都会になってきているのかなと感じます。

未来さん：一度津山を出て気がついたのですが、津山のお肉は本当に美味しいです。津山にいたときは当たり前だと思っていましたが、津山のお肉はどこのお店にいってもレベルが高いなと思います。津山名物の「干し肉」は沖縄でもとても好評でした。

慎也さん：津山のお肉の美味さは全国に誇れる美味しさですね。だからこそではないですが、今度は津山の人に沖縄文化をもっと知ってもらいたいなと思っています。
沖縄料理は変わり種もあるので、なかにはいいイメージを持たない方もいらっしゃいます。そんな方でも、私たちの料理を通じて沖縄のことを好きになってもらえたら、嬉しいですね。

休みの日の過ごし方について

慎也さん：津山に戻ってきてからは、よくゴルフにいっています。津山は練習場が多いからか、知り合いにもゴルフをされている方が多いです。ゴルフをきっかけにしてコミュニティが広がり、お店にも来ていただけることもよくあります。

未来さん：私は家族や友達とランチに行くのが好きですね。おしゃれなカフェが津山にも増えてきているので、これからも楽しみです。

これからについて

慎也さん：この「えびす通り」を東京の下町のように一つの名物にしたいと思っています。いろいろなお店が軒を連ね、通りに看板や赤提灯がたくさん並んでいて、ほろ酔いのご機嫌な人たちが行き交うような、楽しく活気の溢れる場所にしたいです。

未来さん：津山でおすすめの場所を聞かれた時に「えびす通り！」と言えるようにしたいですね。

慎也さん：まだまだお店は多くありませんが、沖縄みたいに、「あそこのお店にも行ってみな！」というように、お店同士で勧め合うみたいなことがしたいですね（笑）。夏には全店舗が外に席を出して、通り全体がイベント会場になる、というようなこともやってみたいです。

移住を考えている方へメッセージ

慎也さん：津山は食べ物が美味しくて生活にも困りません。地方都市なので、ほどよい人の多さで、本当に暮らしやすいまちだと思います。

未来さん：最近、姪っ子を広い公園に連れて行って遊ぶことがあるのですが、津山には自然に囲まれた広々とした公園があるので、こういうところもすごくいいなと感じています。
津山は子供を育てるのには本当にいい環境。都会に比べれば保育園探しに困ることもないでしょうし、医療費免除などのサポートも充実しています。

慎也さん：新しいお店や施設もどんどん増えてきています。津山はこれからもっと住みやすいまちになっていくんじゃないかなと思います。