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令和元年10月19日(土)~20日(日)の2日間、津山圏域移住体験ツアーが開催され、
東京や大阪といった都市部などから、津山市への移住をご検討されている8組12名の方々が参加されました。
【1日目】
ツアー中は専用バスで移動し 『美咲町⇒津山市⇒久米南町』 を1泊2日の行程で巡りました。
初日の昼食交流会は美咲町の『棚田のあげ家 やまっこ』で先輩移住者を迎えて、交流会の開催と施策紹介を行いました。
△食事後は先輩移住者のお宅を見学
△美咲町棚田公園
美咲町の棚田公園では日本の棚田100選に選ばれている美咲町大垪和西の棚田を見学しました。標高400メートルの谷に360度すり鉢状に棚田が広がっています。
棚田の次は美咲町で国道沿いの空き家を活用し、カフェを経営されている先輩移住者のお店に伺って、話を聞きました。
美咲町を見学後は津山市へ移動し、津山市トライアルステイ住宅の見学です。
津山市中心部の町中に位置しながらも、広く静かな一軒家です。
トライアルステイ住宅内を見学し津山市の移住施策についてご説明しました。
※トライアルステイ住宅の利用方法はこちらをご覧ください。
トライアルステイ住宅見学後は空き家見学にでかけました。
※津山市の空き家物件の情報については、津山市住まい情報バンクをご覧ください。
△物件は津山市城東町並み保存地区(重要伝統的建造物保存地区)にある町家です。
城東町並み保存地区には連続した庇・格子戸・ナマコ壁・防火のための袖壁など、昔ながらの城下町の風情を残す地区です。
城東町並み保存地区での空き家見学後は津山市重要文化財の『ポートアートアンドデザイン津山』を見学しました。
旧妹尾銀行林田支店の建物をアートギャラリーとして活用しています。
赤レンガタイルで敷かれた中庭、木造の本館、石造りの金庫棟、赤レンガ倉庫など大正ロマン期の華やかな建築様式をご覧いただけます。
△ポートアートアンドデザイン津山(津山公式観光サイト「津山小旅」での紹介ページはこちら)
△だんじりに声援を送る参加者
この日は令和元年津山まつりの初日で城東地区にある大隅神社の宵祭りでした。
城東地区を散策中にだんじり(山車)に出会い、参加者の方々も拍手で声援を送っておられました。
城東地区の散策後は夕食交流会です。
夕食交流会の会場は津山市高野山西にある先輩移住者の方が営まれているレストラン「Ristorante CIELO」です。
△「Ristorante CIELO」
△夕食交流会では谷口圭三津山市長がご挨拶。参加者の皆様を歓迎しました。
△地元の食材を使った料理
夕食交流会には津山市へ移住された方にもご参加いただき、先輩移住者として体験談をお話していただきました。
△先輩移住者 上野弘美さん
移住後は古民家をリフォーム、地域に溶け込み楽しく生活をしています。
最近、自宅の一部を開放してカフェを開業しました。ご近所の方々が利用してくださっています。
△先輩移住者 武田帆南さん
防災に関わるものづくりに携わりたく、耐震性のある膜天井を製造している津山の会社に就職「みんなの命を守り、みんなに大切にしてもらえるものを作る」という夢に向かっています。気さくに声をかけてくださるご近所の方や、毎朝顔を合わせる方とも気持ち良い挨拶を交わせるので津山の人の温かさを感じています。
津山の自然の風景に癒されたり、休日にはお店巡りなどをして充実した津山生活を送っています。
詳しくはLIFE津山の「移住人十人十色 File28」をご覧ください。
△先輩移住者 和田崇さん
津山市北部の阿波へ移住し、念願だった「半自給自足」の生活を始めて半年経ちました。移住前の一年間、色々な地域の情報収集をし、移住相談会に何度も足を運び、津山市の移住体験ツアーや移住者交流会(IJUターンCafé)に何度も参加しました。
今は積極的に地域の行事などに参加し、充実した生活を送っています。
△先輩移住者 「Ristorante CIELO」のオーナー 坂東ご夫妻
移住してみて、何でも手に入る環境は要らないということを実感しました。
大切なのは本当に必要なものとそうでないものを考え見分けるということです。
「ない」からこそ、「できる」ことがあります。
詳しくはLIFE津山「移住人十人十色 File23」をご覧ください。
参加者の方々も直接、先輩移住者の声を聴くことができ、とても参考になったようです。
美味しいお料理をいただきながら、移住生活の楽しみや移住の不安など様々な話をして、津山圏域移住体験ツアーの1日目は終了しました。
【2日目】
津山圏域移住体験ツアー2日目の半日は津山市内の見学です。
秋晴れの中、桜の名所で有名な津山城跡の鶴山公園へ向かいました。
△石垣のなかにハート形の石があり、「愛の奇石」と呼ばれています。
「津山城跡は平山城で特に石垣が素晴らしく、城愛好家の中では有名なお城ですよ。
もっとアピールすればいいのに!」と参加者の方に教えていただきました。
△一番高いところからは津山の町が一望できます。
鶴山公園散策の後は空き家見学へ向かいました。
△整備された住宅街でバスを降ります。
△住宅街の一角に建つ白い家です。
△外壁、屋根塗装、水回りの設備がすべて新品に交換され新築のようです。
△庭から臨む風景は広々とした田園地帯。
すぐ近くに小学校があり、車で5分走ればスーパー、コンビニ、医療機関、ホームセンター等生活に必要な環境が整っています。
津山市のご案内の最後は「津山市地産地消センター サンヒルズ」です。
△サンヒルズ
25ヘクタールの広大な緑あふれる、グリーンヒルズ津山の敷地内にあり、地元の生産者が心を込めて作った農林産物やそれらを活用した加工品を消費者の方に直接販売しています。店内には新鮮な地元の旬のお野菜や果物・切り花が豊富に揃い、地域の方々のふれあいの場となっています。
△野菜はもちろん、シャインマスカットの安さにビックリ!
津山市のご案内が終わり、次の訪問先 久米南町へ移動です。
△久米南町に移住された方が経営するカフェで昼食
△移住者からお話を聞きました。
昼食後は久米南町下籾(しももみ)地区での稲刈り、芋ほりの収穫体験です。
△皆さん、初めての稲刈りに挑戦!
稲株の持ち方を習い、鎌で刈っていきます。思っていたより大変な作業でしたね。
稲刈りの後は里芋ほりに挑戦です。
△芋の茎を切り倒して鍬で芋を掘り起こし、里芋のかたまりを取り出します。
△土から出てきた芋のかたまりです。
△親芋から子芋を切り離して収穫完了です。
里芋畑の隣はカボチャ畑です。
△大きなカボチャが生っています。
△カボチャもいただきました。
里芋とカボチャはお持ち帰りいただきました。今回のツアーを話題に美味しく召し上がっていただいたことでしょう。
収穫体験を最後に1泊2日の「津山圏域移住体験ツアー」の行程を終了し、一路帰途へつきました。
2日間で津山市・美咲町・久米南町を巡り、それぞれの地域の違いと良さを感じていただけたのではないでしょうか。
参加者の方からは
「もっと空き家見学をしたかった」
「先輩移住者から直接、話を聞くことができて参考になった」
「体験がとても楽しかった」等の感想をいただきました。
津山市では2020年3月14日(土)~15日(日)の1泊2日で「津山ぐらし移住体験ツアー」を開催します。
ツアー内容や募集開始時期等詳しくはLIFE津山でお知らせいたします。
移住を検討されている方はぜひお越しください。